花見ツアーの下見と称して、ダム湖を漕いだ。ダム湖は見た目と異なり、風が出てくると吹っきさらしに
(大きな谷にダムがあるので、風の通り道となる)
なり逃げ場がないから漕ぐ場所としては難しいと、
どこかで読んだ覚えがある。
実際に本日のツーリング、行きはヨイヨイ帰りはコワイと
その体験をした。
風に気をつけなきゃと思いながら出発。
出発してからちょっとして、橋を越えて左に曲がった所の、
右岸側でうさぎが飛んでいるのが見えた。この時(行き)
は左岸よりを漕いでいたので「右岸側は流れがある、瀬か?」
とだけ思った。
場所により強い向かい風、これは海でもある事なので
疲れるけど、どうという事はないが、時々、湖面から上空
へと吹き上げる突風が来てバウが持ち上げられそうになる。
バランスを取るのが難しい。多少ビビリながらも昼食地点
までは適度な運動と久々の緊張感に満足しながら漕いだ。
昼食後、「もう少し上流側へ行こう」となり漕ぎ出すが、
風がかなり出ていた。バウを風の吹く方向に向けていないと
少しでもずれるとひっくり返されてしまいそうな位の強い
向かい風だ。同行の2名はそれでも先に進んだが、
私は引き返そうかどうか迷っていた。
今日はアノラックの下にロングのTシャツとTシャツの
重ね着をしているだけで、こんな薄着で沈したら大変だ。
ロールで起きても体温は奪われるし、最悪沈脱でもしたら
と思うと、この先進む気力が起こらない。
幸い、直に先行の2名も「とても前に進めない」と引き返し
てきた。
進路が変われば、強い向かい風もこんどは追い風となる。
ブレードで風を受けると面白い程進む。海の様にウネリや波
がないのでバランスも取り易い、これは楽だ。
日差しも出て来て、ゆったりとした時間が流れる。
さて、後もう少しだと思いカーブを左に曲がった途端・・・。
強烈な風が吹いて来た。あっと言う間に今まで穏やかだった
湖面に波が立った。行きに見た、うさぎが飛んでいる場所だ。
「あっ」と気が付き、反対側(行きの左岸側)へ進路変更す
るが、とても手に負えるような風ではない。また風だけでは
なくここでは波も立っている。漕ごうとパドルを上げると、
ブレードが風にあたり持って行かれそうになる。
3人近くで漕いでいたが、バラバラとなった。とても周りを
見る余裕などない。風上にバウを向け、風が横から当らない
様に注意するが、とうとう力尽きた。
艇が横からの風を受ける、ローブレイスで何とか持ち堪える
が時間の問題だろう、その内力尽きて沈するだろうと思った。
風上を見ると、風が向かってくるのが見える。
湖面の水を巻き上げながらこちらへ向かってくる。これが
途轍もなく怖い、恐怖心でパニックになりそうだった。
一つやり過ごしても次から次へとやって来る。とにかく怖い。
沈を覚悟した、こんな事だったらドライスーツ着てくれば
良かったと思いつつ、ふと気を緩めた。
不思議な事に、ここで妙な考えが出た。
「怖いし、沈もしたくない。でもここダム湖じゃん、外洋
じゃない、ロール失敗しても岸は近いからそこまで泳げば
助かるじゃん。どう転んでも死ぬ事はない」と。
そう思うとこれまた不思議なもんで今まで恐怖心で一杯で
ガチガチに固まっていた体の動きに柔軟性が出て来た。
ただやみくもに力を入れて風と波に対抗してきたが、力を抜き
風と波の力に逆らわず、ローブレイスとスターンラダーを交互に
流されるに任せた。
バランスだけ気を付ける。ヘタに逆らうより随分と楽だ、
気持ちに余裕が出来た。
余裕が余裕を産む?「大歩危の国境の瀬に比べたら大した事は
ない」から始まり「大歩危で大きな渦にグルグル回された」、
「11月下旬に大歩危で5回も泳いだ」等々。
(何故か大歩危での出来事ばかりが出てくる)。
橋の下まで来ると風も波も無くなった。何とか沈なしでやり過
ごせた。と、ここで始めて「他の2名は?」と気が付いた。
余裕は出ていたが自分の事で精一杯だったようだ。
暫らく待って2名と合流。残念ながら1名は沈脱したそうだ。
どうやら私は見捨ててしまったらしい(^^)。ごめんなさい。
後はもう一目散に出発地目指して漕ぐ、漕ぐ、漕ぐ。
ゴール寸前でも、イヤな風に吹かれたが、無事到着。
下見としては充分な下見だったと思う、注意点や課題がよく
判った。
花見の季節もこんな感じなんだろうか?
おまけ。
帰宅してU字バーを畳んでいたら壊れた!
付け根の所が折れた・・・。
出発してからちょっとして、橋を越えて左に曲がった所の、
右岸側でうさぎが飛んでいるのが見えた。この時(行き)
は左岸よりを漕いでいたので「右岸側は流れがある、瀬か?」
とだけ思った。
場所により強い向かい風、これは海でもある事なので
疲れるけど、どうという事はないが、時々、湖面から上空
へと吹き上げる突風が来てバウが持ち上げられそうになる。
バランスを取るのが難しい。多少ビビリながらも昼食地点
までは適度な運動と久々の緊張感に満足しながら漕いだ。
昼食後、「もう少し上流側へ行こう」となり漕ぎ出すが、
風がかなり出ていた。バウを風の吹く方向に向けていないと
少しでもずれるとひっくり返されてしまいそうな位の強い
向かい風だ。同行の2名はそれでも先に進んだが、
私は引き返そうかどうか迷っていた。
今日はアノラックの下にロングのTシャツとTシャツの
重ね着をしているだけで、こんな薄着で沈したら大変だ。
ロールで起きても体温は奪われるし、最悪沈脱でもしたら
と思うと、この先進む気力が起こらない。
幸い、直に先行の2名も「とても前に進めない」と引き返し
てきた。
進路が変われば、強い向かい風もこんどは追い風となる。
ブレードで風を受けると面白い程進む。海の様にウネリや波
がないのでバランスも取り易い、これは楽だ。
日差しも出て来て、ゆったりとした時間が流れる。
さて、後もう少しだと思いカーブを左に曲がった途端・・・。
強烈な風が吹いて来た。あっと言う間に今まで穏やかだった
湖面に波が立った。行きに見た、うさぎが飛んでいる場所だ。
「あっ」と気が付き、反対側(行きの左岸側)へ進路変更す
るが、とても手に負えるような風ではない。また風だけでは
なくここでは波も立っている。漕ごうとパドルを上げると、
ブレードが風にあたり持って行かれそうになる。
3人近くで漕いでいたが、バラバラとなった。とても周りを
見る余裕などない。風上にバウを向け、風が横から当らない
様に注意するが、とうとう力尽きた。
艇が横からの風を受ける、ローブレイスで何とか持ち堪える
が時間の問題だろう、その内力尽きて沈するだろうと思った。
風上を見ると、風が向かってくるのが見える。
湖面の水を巻き上げながらこちらへ向かってくる。これが
途轍もなく怖い、恐怖心でパニックになりそうだった。
一つやり過ごしても次から次へとやって来る。とにかく怖い。
沈を覚悟した、こんな事だったらドライスーツ着てくれば
良かったと思いつつ、ふと気を緩めた。
不思議な事に、ここで妙な考えが出た。
「怖いし、沈もしたくない。でもここダム湖じゃん、外洋
じゃない、ロール失敗しても岸は近いからそこまで泳げば
助かるじゃん。どう転んでも死ぬ事はない」と。
そう思うとこれまた不思議なもんで今まで恐怖心で一杯で
ガチガチに固まっていた体の動きに柔軟性が出て来た。
ただやみくもに力を入れて風と波に対抗してきたが、力を抜き
風と波の力に逆らわず、ローブレイスとスターンラダーを交互に
流されるに任せた。
バランスだけ気を付ける。ヘタに逆らうより随分と楽だ、
気持ちに余裕が出来た。
余裕が余裕を産む?「大歩危の国境の瀬に比べたら大した事は
ない」から始まり「大歩危で大きな渦にグルグル回された」、
「11月下旬に大歩危で5回も泳いだ」等々。
(何故か大歩危での出来事ばかりが出てくる)。
橋の下まで来ると風も波も無くなった。何とか沈なしでやり過
ごせた。と、ここで始めて「他の2名は?」と気が付いた。
余裕は出ていたが自分の事で精一杯だったようだ。
暫らく待って2名と合流。残念ながら1名は沈脱したそうだ。
どうやら私は見捨ててしまったらしい(^^)。ごめんなさい。
後はもう一目散に出発地目指して漕ぐ、漕ぐ、漕ぐ。
ゴール寸前でも、イヤな風に吹かれたが、無事到着。
下見としては充分な下見だったと思う、注意点や課題がよく
判った。
花見の季節もこんな感じなんだろうか?
おまけ。
帰宅してU字バーを畳んでいたら壊れた!
付け根の所が折れた・・・。

>> 窓を開けて高速道路を走っているような感じでした。
まさにそうでした!
恐怖でした(^^)。
>> U字バー1本余っていたような気がします。
>> 必要場合はご一報を
残った方も、錆でねじが廻りません(;;)。
購入します。
窓を開けて高速道路を走っているような感じでした。
僕はたまたま着用していましたが、
ドライスーツの必要性を改めて感じさせる出来事でした。
それにしても海上でなくダム湖で本当によかったですよね。
U字バー1本余っていたような気がします。
必要場合はご一報を